転職の市場はこれからどうなる

 

女性と高齢者の労働市場参加が増えていますが、一部の産業で

は労働力の不足が顕著です。

そのためには付加価値の高い産業への人材の充足・転用が必要

とされていますので、求職者の売り手市場は当分続くものとみ

られます。

三菱UFJ銀行の調査2018年3月12日)を要約すると次のと

おりです。


○ 女性や高齢者の労働参加率が上昇していくことで、労働力人口

、2023 年までは増加基調が 続くと考えられる。2024 年には減

に転じるが、減少ペースは緩やかで、2030 年の労働力人口 は

6693 万人と 2017 年の水準を27 万人下回るにとどまる。就業者数

は、2030 年に向けて失 業率が低下していくため減少ペースはさら

に緩やかであり、2030 年の就業者数は、2017 年と比べて 23 万人

増加すると見込まれる。なお、失業率は2017 年度の2.8%から低下

が続き、2030 年度には 2.1%に達すると予想している。

○ 労働投入量は、就業者数の増加によって2020 年まで増加し、そ

の後も2022 年までは横ばいで推移する。しかし、非正規雇用者比率

の上昇によって1人あたりの平均労働時間が減少するため、労働投入

量は2023 年から減少ペースが速まり、2029 年にはリーマン・ショ

ック直後の 2009 年 の水準を下回ると予想される。

○ 推計結果に基づけば、しばらくは労働力不足をそれほど心配しな

くてよさそうだ。しかし、女性や高齢者の労働参加が順調に進むと

いう仮定のもとでも、労働投入量が減少する事態は避けられない。

労働投入量が本格的に減少するまでに残された時間はわずかしかな

、生産性を向上させる取り組みが遅れれば、その後の経済成長を

害することとなるだろう。また、足元では、マクロの労働投入量

増えているにもかかわらず、一部の業種で人手不足が深刻化して

おり、労働需給 のミスマッチの解消も課題であろう。

 

2019年06月03日