衰退の5段階説


皆様、衰退の5段階説というのがあるのをご存知でしょうか?

スタンフォード大学教授でピーター・ドラッカーの教え子だったジェームズ・C・コリンズが唱えたもので、大成功した企業がいつか衰退するプロセスには5段階あるという学説です。

簡単にまとめると次のとおりです。

第一段階 成功から生まれる傲慢
人々が高慢になり、成功を続けるのは自分たちの当然の権利であるかのように考えるようになり、当初に成功をもたらしてきた真の基礎的要因を見失った時である


第二段階 規律なき拡大路線
企業は当初に偉大さをもたらしてきた規律ある創造性から逸脱し、偉大な実績をあげられない分野に」規律なき形で進出するか、卓越性を維持しながら達成できる以上のペースで成長するか、この両者を同時に行う。


第三段階 リスクと問題の否認
内部では警戒信号が積み重なってくるが、外見的には業績が充分に力強いことから、心配なデータを「うまく説明する」ことができるか、困難は「一時的」か「景気循環によるもの」か「それほど悪くないもの」であった、「基本的な問題あり」とほのめかせる。この段階では指導者は悪いデータを小さくみせ、良いデータを強調し、曖昧なデータは良く解釈する。上に立つ者は後退の原因として外部要因を指摘するようになり、自分で責任を引き受けようとはしない。


第四段階 一発逆転策の追求
第三段階での問題とリスク・データの失敗が積み重なって表面化し、企業の衰退が誰の眼にも明らかとなる。指導者が一発逆転にすがろうとするのであれば、第四段階に達している。ビジョンを掲げるカリスマ的指導者、大胆だが実績のない戦略、抜本的な変革、劇的な企業文化の革命、大ヒット狙いの新製品、ゲームを変える買収など、さまざまな特効薬である。劇的な行動をとったとき、当初は業績が良くなったように見えるかもしれないが長続きしない。


第五段階 屈服と凡庸な企業への転落か消滅
第四段階が長引くほど、そして一発逆転狙いの方策に何度も頼るほど、悪循環に陥っていく可能性が高まる。第五段階には、後退を繰り返し、巨費を投じた再建策がいずれも失敗に終わったことから、財務力が衰え、士気が低下して、経営者は偉大な将来を築く望みをすべて放棄する。会社の身売りを決める場合もあり、衰退して凡庸な企業になる場合もある。極端な場合には企業が消滅する。

皆様、いかがでしょうか。

もしかして自分の会社がどれかに当てはまったりしてはいないでしょうね(笑)。

もし、そんな徴候があったなら、立て直しに頑張るのか、転職するのか、どちらかを選択するしかありません。

どちらも厳しい道のりになるかもしれませんが。

 

 

2019年07月09日