人材紹介業の課題とは

 

「2020年の労働市場と人材サービス産業の役割」(人材サービス産業の近未来を考える会)によりますと、今後の人材サービス産業には5つの課題があるとのことです。以下、その要旨を引用します。

 

① マッチングによるキャリア形成支援

マッチングによるキャリア形成支援とは、転職という節目に、個人の成長やキャリアプランの実現を考慮して、企業の人材ニーズと結びつけることである。例えば、正社員への転換を希望する者には、現実的な可 能性とのすりあわせを行った上で就業機会の提示を行う。また、有期雇 用の就業においても、中長期的な視点から、能力向上につながる職場選択をサポートする。

 

② 採用・就業における「年齢の壁」の克服

人材サービス産業は、中高年就業 希望者の就業機会の開拓に積極的に取り組む。あわせて、企業の年齢による先入観を取り除くために、個人の持つ能力や意欲を言語化して伝えるほか、中高年の採用や活用の好事例の情報提供などを行い、中高年層の活用を働きかける。

 

③ 異なる産業・職業へのキャリアチェンジの支援

人材サービ ス産業は、個人に対しては、キャリ アカウンセリング等によって希望す る仕事や就業条件を調整し、適応が進むようサポートする。企業に対しては、人材活用ニーズの優先順位に応じて、実績や経験だけでなく潜在能力もあわせて、可能性のある人材を発掘し、迅速に紹介する。

 

④ グローバル人材の採用・就業支援 

海外での人材採用や国をまたいだ労働移動が増えるなかで、人材サービス産業もまたグローバル化を迫られる。適任者の発掘、育成、転換を国境の制約なくスムーズに行えるよう、各国の労働市場に通じ、それぞれのマーケットに適したサービスを開発、提供できる体制を整えていかなければならない。

 

⑤ 人材育成による人材サービス産業の高度化

人材サービス産業は、「人材サービスプロフェッショナル」の育成に積極的に取り組む。法令に関する知識や倫理規範はもとより、キャリア カウンセリングや企業の人材ニーズの的確な把握、個人・企業双方への調整能力の習得など、能力開発を行う範囲は広い。

 

2019年08月10日